【家づくりコラム】ダンドリが大事! まずは家族会議からはじめルール

2019.02.01 UP


iezukuri_1902.jpg


「わが家も、今年こそマイホーム!」そう心に決めたものの、何をしたらいいのか正直よくわからない。そういう方、意外と多いのが現状。


でもそれはあたりまえのこと。


毎日普通に生活している限り、家づくりの知識が必要になる場面など、そうそうありませんから。とはいえ、建てるからには心から満足できる家、家族が笑顔で暮らせる家にしたいもの。そのために必要なのが事前準備。


というわけで今回は、家づくりの第一歩!イマドキ家づくりユーザーが重要視するポイントをご紹介します



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
INDEX
1 暮らしたいのはどんな家?まずは家族会議
2 必要なお金はどれくらい?家計をチェック
3 どこに建築をお願いする?決め手を整理

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1 暮らしたいのはどんな家? まずは家族会議


iezukuri_1902_2.jpg

家づくりを決意して、「とにかく情報収集を」と資料を取り寄せたり、住宅展示場に出かける方は多いはず。でも、手当たりしだいに情報を集めても、それが好みに合っていなかったり、予算とかけ離れていたら、結局はムダな時間を費やすことになったなーと、実は思っているみたい。

そこで、自分たちはどんな暮らしがしたいのか?まずは家族みんなで話し合うことからはじめている傾向にあるとのこと。「暖かい家」「明るい家」「頑丈で安心な家」「すっきり広い家」「趣味を楽しめる家」等々、漠然としたイメージも含めて、何でも思いつくままノートに書き出してみる。今暮らしている家の不満点を挙げてみるのも、より良い家づくりの大きなヒントになります。

本や雑誌などの事例から気に入ったものをスクラップして、間取りのイメージや採用したい設備などをリストップしておくのもオススメです。自分たちの好みやイメージを把握して、暖かさや省エネ、収納の充実、デザインなど、家づくりでこだわりたいポイントが整理されると、実際にプランニングをするときも、スムーズに要望を伝えることができます。


イベントで接客したお客様が家づくりについてまだ一定の感情をもっていなければ

「家族会議して、みんなの意見をきいてみてどうですか?」とすすめてみましょう。



2 必要なお金はどれくらい?家計をチェック


iezukuri_1902_3.jpg

家づくりの準備で大切なこと2つ目は、「お金=新築のための予算」。家は建てて終わりではありません。そこでゆとりある生活を送るために、「ムリのない資金計画」を立てることが重要ですよね。

ここで、重要視するポイントとして3つ。ひとつめは「何にいくら必要か?」という費用の全体像と、その内訳を把握してもらうこと。次にそのお金を「どのように準備するか?」。自分で用意できる頭金の額と、住宅ローンの借入額を確認してもらいます。そして、「いつ、いくら払うのか?」という支払スケジュールと金額の目安を把握していただく。これが重要です。

お金の面で何か問題が起きると、設計プランの見直しや土地の購入にも影響が出てしまい、計画そのものが「ふりだしにもどる」なんてことにもなりかねません。ムリなくムダなく理想のマイホームを実現するためにも、家づくりにいくら使えるのか、「わが家の財政状況って?」をふまえて現実的に考えてもらいましょう。


●家計をチェック!


家賃や光熱費、食費、貯金、ローンの支払いなど月々の支出を確認。収入金額と照らし合わせて、月々の返済額を見積り、用意できる頭金とともに住宅ローンの借入額を算出します。家を建ててガマンすることが増えたりしないよう、ムリのない返済額を設定しましょう。「生活費の3カ月~半年分を目安に貯蓄を残しておくこと。教育費など将来に備えての貯蓄は使わないように。」などと、具体的なアドバイスが信頼度をUPします。


●必要なお金をチェック!


家づくりに必要なお金を預貯金などの自己資金と、金融機関から借り入れる住宅ローンの案内は重要です。住宅ローンの頭金と諸費用分として用意する自己資金は総費用の20~30%が理想。長期返済になる住宅ローンは1%の金利差が総返済額に影響します。特徴を比較してベストなものをアドバイスして納得してもらいましょう。



3 どこに建築をお願いする?決め手を整理


iezukuri_1902_4.jpg


家づくりの要望が整理できて、必要なお金が見えてきたら、「どこに建築を依頼したらよいか」が、ある程度絞り込まれてくるはずです。建築コストを優先するのか、アフターメンテナンスなども含めた安心感を重視するのか、それともオリジナリティーにこだわるのか、何を優先しこだわるかによって、どこに依頼すべきなのかなと、気持ちは揺らいでいるはず。


たくさんある会社のなかから、ぴったりの1社を見極めるのは大変な作業なはず。インターネットや雑誌などで情報収集するのはもちろん、家を建てたお友だちに話を聞いたり、モデルハウスやオープンハウスなども積極的に見学して、最近は、家づくりの相談窓口などを利用する方も増えています。


こうして依頼先の候補が絞り込まれたら、プランと見積もりを依頼して、その出来栄えと担当者の対応などから、自分と相性のよい会社を見極めていきます。「コスト」「提案力」「会社の評判」「住宅性能」「担当者の人柄」などの項目で、気になる会社を自分なりに評価した結果ですから、選んでいただいたならば全力でお答えしていきましょう。


希望が整理されて、資金計画を立てて、依頼先が決まったら、いよいよ本格的にプランニング。家づくりがスタートしてからの進め方や心構えも少しずつ変化していきます。このあたりの、イマドキユーザーの感情については、また別の機会にご紹介しますね。