TOP-MAKE with-PRODUCTS-駐車場の床素材にタイルを選ぶメリットは?選び方や費用・施工手順も

駐車場の床素材にタイルを選ぶメリットは?選び方や費用・施工手順も

これから駐車場にタイルを敷きたいとお考えの方に、タイルの選び方や費用、施工方法などについてわかりやすく解説します。

タイルはデザイン性だけでなく、耐久性や機能性も考慮して選ぶ必要があるので、事前にそれらの情報について押さえておきましょう。

外構工事の中でも面積が大きく、全体のイメージに大きく影響するのが駐車場の床。

インテリア好きであれば、駐車場やガレージにタイルを敷いておしゃれに仕上げたいと考える方もいるでしょう。

しかし、「耐久性は大丈夫?」「施工費用はどのくらいかかる?」など気になることも多いのではないでしょうか?

駐車場は、当然のことながら車が乗り入れる部分なので、デザイン性だけでなく耐久性などの機能面にも考慮する必要があります。

よって、駐車場にタイルを使用する場合は、適した機能を持ったタイルを選ぶことが重要です。

そこでこの記事では、駐車場にタイルを使用するメリットやデメリット、駐車場の床タイルを選ぶ際のポイント、費用や施工方法などについてわかりやすく解説していきます。

駐車場の床素材にはどんな種類があるの?

駐車場の床素材は以下が挙げられます。

・土間コンクリート打ち

・インターロッキング

・石張り

・タイル

・レンガ

・砂利

・リンクストーン

・洗い出し仕上げ

ひとつずつ特徴を紹介していきます。

土間コンクリート打ち

駐車場の外構で最もポピュラーなのは土間コンクリート打ち。

車の汚れを防ぎ、手入れも楽になります。

しかし、デメリットは施工費用が高額なことです。施工の工程も多く、時間と手間がかかります。また、乾燥や気温の変化でコンクリートにヒビが入ることも。

部分的な改修工事も難しいことから、ヒビが入ってしまうと見た目が悪くなってしまいます。

インターロッキング

インターロッキングは、ギザギザにカットされたコンクリートブロックをかみ合わせて、その間に砂を埋め込み敷き詰める施工です。

重量のある車両も荷重を分散する効果があるため、凹みにくく安心です。

コンクリート舗装と比べて吸水力が高く、雨上がりの水はけが良いことが挙げられます。また、雑草も生えづらく、手入れの手間がかかりません。

ブロックのデザインのバリエーションも豊富で、いろいろなタイプの家にも合わせやすいため、人気があります。

石張り

高級感のある見た目になるのでデザイン面でこだわりたい人に人気があります。

四角に削ってタイルのようにした石は御影石や石英岩などが多く使われ、全体的な印象は落ち着いた雰囲気を与えます。

擬似石張りのローラーストーンも人気があります。デザインや色がさまざまあり、本物の石張りよりもお得に施工できます。

タイル

タイルは、色やデザイン、質感といった種類が豊富で、和洋問わずおしゃれな雰囲気に仕上がります。また、耐久性もあり、汚れにくく、仮に汚れても磨きやすいため、手入れが簡単です。デメリットはタイルの種類によっては水に濡れると滑りやすいものや、気温が高いと表面が熱くなる場合があることです。

レンガ

洋風デザインで人気があるレンガは、水はけがよく、雨や雪でも滑りにくいといった特徴があります。粘土や泥でできているため、赤みのある茶色系が多いですが、今は寒色系など、さまざまな色やデザインのレンガがあります。

乾燥しにくい場所は苔が生える場合があるため、風通しが悪い場所は向きません。

砂利

最も手軽でDIYも可能な砂利は、低予算で対策したい方に向いています。

人が歩くとじゃりじゃりと音がするため、防犯効果もあります。

砂利の種類は、5mmから10cmといった様々なサイズや色のバリエーションがあります。

デメリットは、掃除がしにくいこと、砂利のしたに敷く防草シートの寿命は10年のため、10年ごとにメンテナンスをする必要があること、また、定期的に砂利を平らにならす作業が発生します。

リンクストーン

リンクストーンは細かい砂利をウレタン樹脂で固めたもので、透水性が高い舗装材です。

水たまりができにくく、滑りにくいといったメリットがありますが、下地がコンクリートである必要があります。素材が細かい場所の施工に適しているため、ちょっとした隙間に使用できます。

洗い出し仕上げ

洗い出し仕上げは、種石を混ぜたモルタルの表面を水で洗い出し、種石の頭を出す仕上げで、土間で見られる伝統的な左官仕上げの工法です。

セメントモルタルと砂利、砕石などの種石を練り合わせ、水湿しや下塗り材を塗布した下地に塗り付けます。モルタルが完全に硬化する前に、刷毛や噴霧機、吸水用スポンジなどを使いモルタルの表面部分だけを水洗いし、種石の頭だけが土間の表面に現れるようにします。

最近は伝統的な工法以外にも、施工環境の観点から水で洗い出す工程を省いた「洗い出し製品」が売られています。

駐車場-タイル

駐車場の床にタイルを選ぶメリット・デメリット

駐車場の床にタイルを使うメリット・デメリットについて解説します。

駐車場の床にタイルを選ぶメリットは?

駐車場の床にタイルを敷くメリットは主に以下が挙げられます。

見た目が良くなる

タイルを敷き詰めることで重厚な雰囲気が生まれ、高級感も演出できます。

和洋どちらでも合いますが、敷くことでモダンな印象になります。

さまざまな種類の中から選べる

タイルと一口に言ってもさまざまな種類があります。

例えば、「テラコッタタイル」はイタリア語で「焼いた土」を意味し、素焼きタイルのことを指します。また、焼き物以外に石が素材のタイルもあります。素材、サイズ、カラー、機能性と幅広い種類から選ぶことができるため、自分のイメージにぴったり合うものを見つけやすいと言えるでしょう。

劣化の心配がない

タイルは一般的にセラミックでできているのが多く、汚れても落としやすく劣化の心配がありません。また、耐久性も高いため、基本的にメンテナンスが不要です。

万が一ヒビが入るなどの破損が起きても、その部分のタイルのみを取り替えるだけで済むため、手間やコストがかかりません。

タイル敷きの駐車場のデメリットは?

駐車場の床にタイルを敷くデメリットは主に以下が挙げられます。

滑りやすくなる

タイルの種類にもよりますが、雨に濡れたタイルは滑りやすくなります。

特にガラスのような表面のものは滑りやすいため、ご高齢の方やお子様がいる家庭は滑りにくいタイプのものを選ぶと良いでしょう。

夏場は照り返しにより暑さが倍増する場合がある

タイルはセラミックや石材など、さまざまな材質がありますが、物によっては熱がこもりやすく、気温が高いと高温になる場合があります。

熱くなりにくいタイルもありますので、それらを選べば問題は回避できます。

費用がかかる

タイルの種類によりますが、一枚あたり数千円とかかってくるため、施工面積が広くタイルの枚数が多く必要になるほど費用が上がります。また、施工は敷き詰めるだけかタイルデッキにするかによっても費用が大きく変動します。タイルの敷き詰めはDIYでも不可能ではありませんが、個人でタイルを買う方が高かったり、道具を揃えるのに費用がかかるため、DIYによる価格のメリットはほとんどないと言えるでしょう。

駐車場に敷くタイルの選び方

いざタイルを選ぼうと思ったとき、どんな基準でタイルを選べばよいかについて解説します。

厚みのあるタイルを選ぶ

タイルの厚みが強度に直結するため、厚みのあるタイルが向いています。推奨は10〜15ミリ程度です。

小さめのサイズを選ぶ

小さめのサイズの方がレベルが調節しやすく隙間ができにくいため、駐車場の施工に向いています。推奨は100〜150ミリ以下です。

強度のある材質のものを選ぶ

しっかりと焼き締められていて強度のある磁器質タイルから選ぶのがおすすめです。

滑りにくさ・汚れにくさを考慮して選ぶ

駐車場は屋外でなくても、水に濡れることを考えておく必要があります。

表面に釉薬を施したものは汚れが染み込みにくいなどメリットがありますが、ガラスの粉の入った釉薬は滑りやすいため注意しましょう。

雨がかかる場所であれば、適正表示マークが「屋外床◎(二重丸)」のタイルから選ぶのがおすすめです。

駐車場にタイルを敷く費用はどのくらい?

タイルを使用した駐車場の外構工事を業者に依頼する場合はどれぐらいの費用になるか、気になる方も多いかと思います。

タイルのサイズや種類によっても異なりますが、一般的な相場は平米単価で約20,000円、庭が整地されてない場合は別途整地費用がかかります。

駐車場にタイルを敷く際の施工手順は?

駐車場にタイルを敷く場合の施工手順は以下の通りです。

①施工面の地面を掘り穴をあける(地面の掘削)

②地面の岩や石を細かく砕く(砕石)

③地面を押し固める(転圧)

④鉄筋を縦横に組む(ワイヤーメッシュ)

⑤コンクリートを流し込む(コンクリート打設)

⑥モルタルを塗る(タイル下地)

⑦タイルを敷く(タイル張り)

タイルを敷くまでの下地作りに多くの工程が発生します。

駐車場のタイル張りはDIYできる?

駐車場のタイル張りをDIYするには、以下の理由から難易度が高いと言えます。

・タイルが割れないようにするためには鉄筋補強したコンクリート土間が必要

・タイル下地となるコンクリートの表面を平らにする技能が必要

・誤差なくタイルをはらないと凸凹になったり空洞が出て剥がれの原因になる

一般のタイル張りは素人で行うのは難しいと言えますが、ジョイントタイプのタイルBEAT BLOCK(ビートブロック)を使えば下地処理の手間がそこまでかからず、はめ込み式で簡単に施工できるため、手軽にタイル敷きが可能です。

BEAT BLOCK(ビートブロック)とは?

ビートブロックは、「地球に水を還す」というミッションのもと、MYKEブランドが、独自開発したオリジナル建材です。

インターロッキングの透水性とタイルによる高いデザイン性が人気を呼んでいます。

BEAT BLOCK(ビートブロック)の特徴

BEAT BLOCK(ビートブロック)の主な特徴は以下が挙げられます。

・簡単施工

・優れた透水性

・多彩なデザイン

・施工場所

・メンテナンスの手間を削減

簡単施工

BEAT BLOCK(ビートブロック)は枠材にタイルを叩いて埋め込む新しい舗装ユニットです。従来のインターロッキングは施工にブロックを固定する砂目地が必要ですが、BEAT BLOCK(ビートブロック)には不要です。すでにタイルがはまるように設計された枠材にタイルを埋め込むだけなので、施工がとっても簡単です。

駐車場床タイルのおしゃれな施工事例

タイル張りの駐車場の施工例をいくつか紹介。※画像付きだとなお良い。

まとめ

駐車場は、当然のことながら車が乗り入れる部分なので、デザイン性だけでなく耐久性などの機能面にも考慮する必要があります。

理想となる駐車場のイメージを明確にして、駐車場の環境に適したタイル選びが重要です。

床タイルの種類はデザインも豊富で、機能性もさまざまあるため、きっと理想の駐車場を手に入れることができるでしょう。

記事一覧に戻る