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外壁に発生したカビはどう対処する?原因や予防法も解説

外壁が黒ずんでいたり、カビのようなものが発生していると、どのように対処すればよいのかわからない方も多いと思います。

この記事では、外壁にカビが発生したときの対処法や発生する原因、カビを発生させないための予防法について解説していきます。

外壁が汚れていると、美観が損なわれてしまう上に、放置しておくと完全に除去できなくなる可能性も否めません。

「外壁にカビが発生していて困っている」「外壁の汚れが気になっているけど、そのままにしてしまっている」という方はぜひ当記事をご覧ください。

外壁の汚れはカビ?

外壁が黒ずんでいたり、汚れていたりするのを見かけると、一見カビだと思われるかもしれません。しかし、実際は外壁にカビが発生するケースは稀であり、一般的にはコケや藻であるケースがほとんどです。

カビかどうかを判別するためには、試しに軽く水洗いをしてみましょう。すぐに落ちればコケや藻であり、落ちにくいのであればカビである可能性が高いといえます。

カビとコケの違いについては以下の写真をご覧ください。

コケや藻は植物であるため、日当たりがよいところで発生しやすい性質があります。そのため、日当たりがよいところの汚れはコケや藻である可能性が高いでしょう。反対に、日当たりが悪いところにある汚れは、カビであることを疑った方がよいかもしれません。

以上、カビとコケや藻の違いについて解説しました。次は外壁にカビが発生する原因について見ていきましょう。

外壁にカビが発生する4つの原因

Selective focus on condensation on PVC window and white plastic window with a houseplant in the background Concept of indoor plants and humidity

外壁にカビが発生する主な原因として、4つ挙げられます。

  • ①:カビが発生しやすい外壁材を使用している
  • ②:日当たりが悪く湿気が多い立地である
  • ③:外壁に結露が発生しやすい
  • ④:家のまわりに植物が多い

くわしく解説します。

①:カビが発生しやすい外壁材を使用している

凹凸があり、でこぼこしている外壁はカビが発生しやすいのが特徴です。凹凸があることで、雨水がたまりやすくなり、一度カビの胞子が隙間にはさまると水分を栄養源として、カビの繁殖が起こる原因になります。

具体的には、吹き付け塗装が施されたモルタル外壁や意匠性のあるサイディング外壁などが挙げられるでしょう。

外壁の表面がでこぼこしている場合は、注意が必要です。

②:日当たりが悪く湿気が多い立地である

外壁材がでこぼこしていなくても、外壁の立地そのものの日当たりが悪く、湿気が多ければ、カビが発生する可能性があります。カビはじめじめした暗い場所に発生しやすい性質があるためです。

また、室外機や物置などが外壁の近くにあったり、隣の家との壁が近かったりすると風の通りが悪くなり、カビが発生する原因になります。

③:結露が発生しやすい家である

結露が発生しやすい家の外壁もカビが発生することがあります。結露とは室内の空気中の水分が、外気との温度差により水滴に変わる現象です。結露が多い家では、外壁も同じように結露しているケースも少なくありません。

また、外壁内部にある空気の通り道が何らかの理由でふさがれていると、外壁に結露が発生してしまい、カビが発生する原因になります。

④:家のまわりに植物が多い

家のまわりに植物が多いのも、外壁にカビが発生する理由のひとつです。植物にはカビの菌がついていることがあり、カビの胞子が風に乗って外壁につく可能性があります。

もしも植物が外壁に直接当たっている箇所があればカビの原因となるので、早めに取り除いた方がよいでしょう。

以上、外壁にカビが発生する主な原因を解説しました。外壁にカビが発生しているのを見かけたら、上記の原因に当てはまっていないかチェックしましょう。

外壁のカビを放置すると危険である3つの理由

外壁にカビが発生する原因がわかったとしても、放置しておいてもいいのではないかと思われるかもしれません。ここでは、外壁のカビを放置することで起こるデメリットを3つ解説します。

  • ①:外壁の劣化が早くなる
  • ②:美観が損なわれる
  • ③:放置すると完全除去がむずかしくなる

順番に見ていきましょう。

①:外壁の劣化が早くなる

1つ目のデメリットは外壁の劣化が早くなる点です。カビには水分を保つ働きがあるため、外壁にカビがあると、外壁はずっと水分に触れている状態になり、劣化が速くなります。

すると、外壁本来の耐久年数よりも早く傷んでしまい、塗り替え時期が早まる可能性があります。メンテナンスのサイクルが早くなれば、長期的に見てもかかる費用は増えるため、なるべくすぐに対処することがポイントです。

②:美観が損なわれる

2つ目のデメリットは、美観が損なわれる点です。カビが発生している外壁は古く汚く見えてしまい、見栄えが良くありません。外壁の見た目が悪いと、家に人を呼びづらかったり、カビが発生した外壁を見るたびに気持ちが落ち込んだりする可能性もあります。

どれだけ家の中を綺麗にしていても、外壁の見た目が悪ければ、良い気分にはならないでしょう。

③:放置すると完全除去がむずかしくなる

3つ目のデメリットは、カビを放置すると完全除去がむずかしくなる点です。カビは時間の経過とともに深く根を張る性質があるため、ある程度日光や乾燥にも耐えられるようになってしまいます。

自分の手で落とせない段階になると、専門の業者への依頼が必要となり、費用がかさむ場合があります。余計な出費を減らすためにも、カビを見つけた際は早めの対処を心がけましょう。

以上、外壁のカビを放置すると生じる3つのデメリットを解説しました。外壁にカビがあると、換気口を通じて家の中までカビが入り、人によってはくしゃみや鼻水を引き起こすこともあります。

外壁のカビは放置せずに、すぐに対処するようにしましょう。

外壁のカビの落とし方~3つの方法

Floor cleaning with high pressure water jet

ここでは、外壁のカビの落とし方について解説します。

  • ①:水洗いする
  • ②:高圧洗浄
  • ③:バイオ洗浄

詳しく見ていきましょう。

①:水洗いする

外壁にカビを見つけたら、まずはスポンジを使用して水洗いをしてみましょう。カビの部分を丁寧にスポンジでこすれば、十分カビが落ちる可能性があります。カビを落とした後は水で洗い流してしっかりと乾かしましょう。

このとき、外壁に水分が残ってしまうと、カビが再度発生する原因となるため、1~2日かけてしっかり乾かすのがポイントです。

万が一、水洗いだけでカビが落ちなければ、専用洗剤を使うのも有効になります。作業の際にはカビが人体に付かないように、マスクかゴーグルで隠すのも忘れないようにしましょう。]

②:高圧洗浄

高圧洗浄とは、高圧の水を使ってカビを落とす方法です。自分でカビを落とせる自信がない場合や外壁の高所に発生したカビには、高圧洗浄が効果的です。軽度のカビであれば、高圧洗浄で十分落とせます。

ただし、専用の機械である高圧洗浄機を使うため、業者への依頼が不可欠です。費用相場は、1㎡あたり200~300円、水道代は家主負担で1,000~2,000円ほどになります。

③:バイオ洗浄

バイオ洗浄は高圧の水に加えて、専用の薬剤も使用してカビを落とす方法です。高圧洗浄では落ちない、長期間放置したようなカビに効果を発揮します。費用相場は1㎡あたり500~800円、水道代は家主負担で2,000~4,000円ほどです。

また、薬剤を使用するため、バイオ洗浄専門の業者に依頼する必要があるほか、庭の植物を養生したり、ペットを室内に入れたりする事前準備も必要になります。

ここまで、外壁のカビの落とし方をご紹介しました。放置されたカビもバイオ洗浄で落とせますが、必然的に費用は高くなります。カビを見つけた場合は、早期に対応するのがおすすめです。

外壁にカビを発生させないための予防法

ここでは外壁にカビを発生させないための予防法を解説します。

外壁にカビを発生させないためには、防カビ効果のある塗料の使用や外壁そのものの塗り替えがよいでしょう。

防カビ効果のある塗料を使用することで、外壁のカビやコケの発生を抑えられるほか、外壁にススやホコリなどの汚れがつくこと自体を防ぐことができます。

また、防カビ効果のある塗料を添加剤として使用すれば、通常の塗料は防カビ効果を考えずに、デザイン性や耐久性だけを重視して選べます。2種類の塗料で役割分担できれば、より好みに合った外壁に仕上げられるでしょう。

ヤマチコーポレーションが提供するレナガスは、壁の美しさを持続するための防カビ・防藻性能にすぐれている塗り壁になります。雨水などの自然の力で汚れを落とし、清潔さを維持するセルフクリーニング機能もあるため、手間をかけずにカビの発生を予防したい方におすすめです。

60種類以上のカラーバリエーションもあり、お好みのものを選べるため、ぜひ導入を検討してみてください。

<LENAGASはこちら>

外壁にはカビを発生させないのがベスト!塗り替えも検討しよう

当記事では、外壁にカビが発生する原因やカビを放置した場合のデメリット、カビの落とし方から予防法まで解説しました。

外壁にはカビ以外にもコケや藻が発生することがありますが、いずれも美観を損なう上に、放置すると外壁の劣化を早める危険性があります。もしも外壁にカビのような箇所を発見した場合は、すぐに対処した方がよいでしょう。

カビを落とすための手間や費用をかけないためには、防カビ塗料の使用や塗り壁の導入など、カビを発生させないための工夫も大切です。

ヤマチコーポレーションでは、「LENAGAS(レナガス)」という塗り壁と外断熱材を兼ね備えた建材を取り扱っており、ナノ親水効果によるセルフクリーニング機能を特徴としています。

外壁の表面は4つの仕上げから選べ、60種類のカラーバリエーションも用意しているため、デザイン性と実用性を兼ね備えた外壁といえるでしょう。

ぜひ以下のページより詳細をご覧ください。

▼外壁材

Lenagas|レナガス

参考記事:
https://www.yyy-yamachi.com/myke/lenagas/lp/#about
https://protimes.jp/journal/gaihekitosou/mold-74392
https://www.sanwa-paint.jp/column/0025-2/
https://gaiheki-kakekomi.com/home/mold/
https://www.nuri-kae.jp/column/part/exterior_outer-wall/articles/24073/
https://aponline.jp/feature/trivia/153/

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