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外壁塗装の費用はトータルコストが重要!塗料や業者の選び方もご紹介

自宅の外観は、住む人や見る人の印象を大きく左右します。しかし、長く住んでいると、天候などの環境変化により、色落ちや汚れなど、徐々に劣化してしまいます。定期的なメンテナンスで必要な補修をすれば、長く愛着を持って住めるようになるでしょう。

実際に、自宅のメンテナンスにおいて、外壁塗装を重視する人は多い傾向ですが、修繕の中でも外壁塗装は費用が想定しづらく、腰が重いという声もあります。

理由として、外壁の状態や塗料の種類、職人の熟練度や工事項目などさまざまな要素から費用が決まるため、最適なプランを決めづらいことが挙げられます。安さのみで修繕内容を選択すると、耐用年数や品質で満足感が得られない可能性があるため、トータルコストで捉えることが大切です。

本記事では、外壁塗装の費用相場や、費用対効果で見るべきポイント、業者選定の基準について解説します。

外壁塗装にかかる費用のおおよその目安は?

外壁塗装にかかる費用は、広さや塗装の品質により異なりますが、数十万から100万円台が目安です。

たとえば、3人~4人で住む一般住宅の広さは30坪~35坪程度ですが、外壁塗装の費用相場は80~120万円程度になります。コストを抑えて綺麗に塗装する場合は80万円前後、100万円を超えると塗装の耐性強化や持続性などが担保でき、結果的に塗装回数を減らせるため、将来を見据えて検討すると良いでしょう。

具体的な坪数ごとの塗装面積と費用相場を表に示します。あくまで面積による相場のため、建物の仕様や築年数、作業工数により変動する場合があります。

坪数(延坪)/塗装面積/費用相場

10坪  40㎡ 約20~40万円

20坪 79㎡ 約40~70万円

30坪 119㎡ 約60~100万円

40坪 158㎡ 約80~130万円

50坪 198㎡ 約100~160万円

60坪 238㎡ 約120~200万円

70坪 277㎡ 約140~230万円

100坪 396㎡ 約200~320万円

表にある「坪数」は、建物の各階(例:1階+2階+3階)の床面積を合算した延坪で、「建坪(建築面積、1階部分の床面積)とは異なります。

例えば、1階の床面積が15坪で2階建てであれば30坪、1階が20坪、2階と3階は10坪であれば40坪、という計算になります。

また、外壁塗装に加え、屋根も塗り替える場合は、上記相場に20万~40万円を上乗せした金額が目安になります。一度に済ませることで、塗装作業に必要な足場の設置や材料の運搬にかかる費用の節約が可能です。

外壁塗装に含まれる足場代や人件費の費用相場

外壁塗装の費用内訳は、材料代や塗装作業にかかる人件費以外にも、足場代や業者の交通費などが含まれます。

◇材料費

塗装に必要な材料は、塗料、飛散防止ネットや養生シート、壁の隙間を充填するシーリング材などがあり、費用全体の2割程度を占めます。

◇人件費

費用の1/3は人件費です。工事項目の内容や職人の経験年数によって金額が変わりますが、最も高い割合を占めます。

「飛散防止ネット」「高圧洗浄」「養生」「施工費」は、基本的に工事項目へ入り、塗装面積1㎡単位で加算されます。オプションで、軒天や破風板、雨戸、シーリングの打ち替えや増し打ちなどを付帯する場合は、追加料金が必要です。

◇足場代

塗装作業のためには、住宅周囲に足場を組む必要があります。足場の費用は、足場架面積がわかれば算出可能です。

ー計算方法ー

[外壁面積]×1.3倍=足場架面積

[1㎡あたりの足場代単価+1㎡あたりの飛散防止ネット]×[足場架面積]=足場費用

飛散防止ネットは、1m²あたり100〜200円が目安になります。

なお、足場の組み立ては国家資格を持つ専任担当者が実施します。足場代無料という業者は、他の費用に上乗せして見積もっている可能性があるため注意しましょう。

◇運営費

直接塗装作業にかかる費用以外にも、業者の移動にかかる交通費や、手続きにかかる手数料など間接的な費用があることも忘れないようにしましょう。業者の利益も運営費に含まれており、費用全体の約3割を占めます。

長い目で見て「良い塗装」をした方がトータルコストは抑えられる

塗装に使用する塗料は種類が豊富で価格もさまざまですが、費用が高いものは相対的に耐久年数が長くなっています。築年数やメンテナンス周期、販売を見据えている場合は資産としての家屋価値などを考慮して決めると良いでしょう。

外壁塗料の選び方

外壁塗装に使われる、主な塗料について紹介します。

※耐久年数と費用は、塗料の種類ごとに記載しました。グラフ作成時はこちらの数値を利用できるかと思います。

①アクリル

【耐久年数】約3~8年 【1㎡あたりの費用】1,000~1,800円

アクリル樹脂が主成分のアクリル塗料は、安価で手軽に使用できるため、DIYでもよく用いられます。はっきりした色合いやつやが特徴で、多様なカラーバリエーション展開があるため、好みに合わせて選択できます。一方で、紫外線に弱く、ひび割れの要因となる可塑剤が含まれている点や、はがれやすい性質であることから、耐久年数は5年前後と短めです。

②ウレタン

【耐久年数】約5~10年 【1㎡あたりの費用】1,400~2,500円

ウレタン塗料は、ウレタン系樹脂(ポリウレタン)をメインとし、密着度が高く柔軟性も高いため、長持ちしやすい特徴があります。アクリルに次ぎ安価でありながら、耐久年数が10年弱とアクリルに比べ長いため重宝されています。外壁以外にも雨樋や軒部分など、職人が長年使ってきた塗料のため、経験豊富な業者が多く安心して依頼しやすいでしょう。

③シリコン

【耐久年数】約5~10年 【1㎡あたりの費用】1,800~3,500円

シリコン塗料はシリコンが樹脂の主成分となっており、耐久年数と費用のバランスが良いため、最もニーズの高い塗料と言えます。光沢感のある仕上がりが可能で、汚れ、結露、カビなどを防ぐ性質も持ち合わせますが、弾性はやや低く、ひび割れしやすいことが弱点です。また、こまめにかき混ぜながら使わなくてはならない点や、重ね塗りが難しい点など、一定の技術が必要な塗料です。

④フッ素

【耐久年数】約12年~20年 【1㎡あたりの費用】3,000~5,000円

フッ素塗料は、フッ素加工のフライパンなどが身近にあるように、強い塗膜で汚れがつきにくい特徴を持つ塗料です。蛍石を原料としたフッ素樹脂を配合してできており、光沢が落ちづらく、長期間きれいに保てます。紫外線にも強いため、外壁以外にも屋根やシャッターに重宝されているほか、ビルや航空機、スカイツリーなどにも使われています。耐用年数は10年以上と長いですが、高価のため、予算が合い、同じ住宅に長期間住む場合は適しています。

⑤無機塗料

【耐久年数】約20年~25年 【1㎡あたりの費用】3,500~5,500円

アクリルやシリコン、フッ素などのように樹脂成分が入った塗料を有機塗料と呼び、逆に樹脂成分がほとんど含まれず、ガラスや医師など無機物が主成分となる塗料を無機塗料と呼びます。紫外線によるダメージを受けにくく、カビや苔の繁殖もしづらいメリットや、親水性が高く雨水と一緒に汚れが落ちやすいのも魅力です。

一方で、無機物の特性により非常に硬い塗膜になるため、外壁自体にヒビが入ると塗膜もヒビが入りやすく、注意が必要です。

特殊な塗料

・光触媒

【耐久年数】約20年~25年 【1㎡あたりの費用】3,500~5,000円

光触媒塗料は、光による化学反応を促進させる光触媒の性質を活かし、太陽光を利用して表面についた汚れを分解し、周囲の空気をきれいにします。

無機塗料と同様に、親水性が高く雨水によるセルフクリーニング効果があるほか、静電気で空気中に漂うチリやホコリの吸着を防ぐため、汚れにくいというメリットがあります。雨や光があたることで性能を発揮するため、日当たりの悪い場所や雨があたりにくい場所に外壁がある場合は不向きです。

・断熱塗料

【耐久年数】約15年~20年 【1㎡あたりの費用】2,400~3,800円

断熱塗料は、熱伝導を抑える効果があり、室内外の熱や冷気が移動しにくいため、気温に左右されにくいのが特徴です。暑い日は室内を涼しく保て、寒い日は室内の温かさを維持でき、節電効果が期待できます。また、音を反射する性質もあり、外の音が室内へ響きにくく、室内の声が外漏れしづらくなります。

ただし、住宅自体に断熱材を使用している場合は、塗料によって効果が感じられない可能性もあるでしょう。

・防水塗料

【耐久年数】約10年 【1㎡あたりの費用】4,500円~7,500円

防水塗料は、その名の通り防水機能が高い塗料を指します。塗膜の伸縮性が高いため、ひび割れも防げ、外壁を強力に保護します。雨漏りやひび割れなど劣化症状が現れたり、前回の塗装から5年以上経過していたりする場合は、住宅の防水機能が低下しているため、防水塗装で保護すると良いでしょう。定期的な防水塗装は住宅を長持ちさせます。

見積書でチェックすべき5つのポイント

費用の妥当性や工事内容が想定通りとなっているかを事前に把握するために、見積書を必ず確認しましょう。チェックすべき5つのポイントを押さえておくと、初めてでも安心です。

費用項目が細かく記載されているか

業者により費用項目の書き方が異なるため、細かく分けて記載されているかや漏れが無いかをチェックします。項目に専門的な表現が使われ、何を指しているのかわからないものについては、問い合わせて明確化させると良いでしょう。

塗装手法は、ローラーで塗る「ペンキ」以外にも、漆喰や土などを使い職人がコテで塗る「塗り壁」があります。独特の質感を表現でき、デザイン性が高く、リフォーム時に選択する人も多くいます。手法次第で仕上がりや費用が異なってくるため、見積り項目の着眼点として押さえておきましょう。

塗料メーカー名&商品名が明記されているか

塗料の種類が想定したものかどうかや、商品名とメーカー名が記載されているかをチェックします。同じ種類でも、メーカーによりグレードの差があります。また、外壁以外に雨どいなど他の箇所も同時に塗装する場合は、耐用年数を揃えると、次回メンテナンスのタイミングを合わせられるため効率的です。

塗装面積が「m²」表記になっているか

塗装面積が㎡単位で記載されていると、算出された費用の妥当性がわかります。面積の算出方法は業者によって違うため、複数業者で相見積もりを取得すると、正しいかどうかを判別しやすくなるでしょう。

「一式」というワードには要注意

費用項目が「工事一式」など丸められている場合、含まれる作業の認識違いがあったり、費用が多く上乗せされても気付けなかったりとトラブルにつながりかねません。一通り見積書を見直し、一式というワードが無いかをチェックしましょう。

「諸経費」など内容がわかりにくい項目がないか

諸経費は、さまざまな費用の最後にあるため見落としがちですが、詳細を確かめましょう。通常はゴミの廃棄にかかる料金や工事担当者の交通費、利益が上乗せされていることが多く、金額目安は工事総額の3〜15%程度です。

業者選びのポイントとは

外壁塗装を実施後、やり直しが利かないため、業者選定時点で誤った判断をしないようにすることが大切です。特に留意すべきポイントを5つ解説します。

大幅な値引きはありえない

「今だけキャンペーン中なので●万円値引きします」のような文句で大幅な値引きを提案してくる場合は、もともと上乗せした金額を提示しており、その分差し引くことで顧客心理を惹きつけている場合があります。そもそも外壁塗装は塗料や工事、足場設置にかかる費用など、必ずかかるため、大幅値引きができるものではありません。見積りの金額だけを見て決めず、冷静に捉えましょう。

見積もりにない追加費用がかかると言われた場合は要注意

見積りに含まれていない対応を後から追加で作業し、見積り時点の金額を上回る請求額で支払いを求める業者も存在します。工事中に新たな作業が発生しそうな時は、追加で料金がかかるか必ず問いましょう。

工事前の全額支払いはトラブルの原因になる場合もある

着工前に全額支払いを要求する業者は、選ばない方が安心です。本来、塗装が完了した段階で、満足いく仕上がりに対して支払うべきなため、全額前払いだけでなく、着工前後で数回に分けて支払う方法も避けた方がいいでしょう。利益を先に得ているため、作業がなかなか進まなかったり、連絡がつかなくなったりするケースがあります。

外壁や建物の状況を見て相談に乗ってくれる業者を選ぶ

リフォームの相談にも応じるなど親身なサービスが売りの業者や、特定塗料の実績が豊富で定評がある業者など、それぞれの売りについても情報収集すると、付加価値が感じられる業者に辿りつけるでしょう。

複数の業者に見積もり依頼をするのがベスト

業者が悪質かどうかを見極めたり、金額の相場を知るためにも、相見積もりがおすすめです。3~5社程度の結果を収集し、選ぶようにしましょう。複数業者に同じ条件で依頼することで、塗料の種類や費用など提案内容を比較しやすくなります。

まとめ

外壁塗装は、色や質感だけでなく、長く美しさを維持したり、気候変動などから家を保護したりするなど、さまざまな役割を担います。豊富な塗料や業者があるため、目的や予算に合った選択ができるように、塗料の基礎知識や見積書の読み方など、事前に知っておくと便利です。

周囲の友人や家族など、信頼できる人が外壁塗装を経験していれば、業者や品質について相談するのもおすすめです。費用や完成度の面で工事業者とトラブルが発生してしまわないように、慎重に進めましょう。

塗装を外部に依頼する以外にも、高圧洗浄機などで3ヶ月に1回程度セルフクリーニングを実施すると、汚れが蓄積しにくく、大切な住宅の品質を維持できます。

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