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MYKE’s concept──01「プロダクトにストーリーがあること」

これからの建築の価値を高めるために、世界中から“いい”ものを探し、日本に広めるMYKE。立ち上げ当初に設定した7つのコンセプトは、“いい”を探し出す“基準”になっています。7つのコンセプト一つひとつに込められた想いや背景をご紹介します。

今回は1つ目のコンセプト「プロダクトにストーリーがあること」のお話です。

ブランドとしての第一関門。
商品の魅力、全てを伝えていくために。

わたしたちが商品を探し、選んでいく中でメーカーやつくり手とのお話を大切にしています。どのような想いがあってつくられているか、開発秘話など、商品の魅力をより伝えることができる話を伺えるからです。

MYKEは建材の「セレクトショップ」のような立場。わたしたちのフィルターを通して「伝えるべき方々に伝えるべき内容を伝えていく」メッセンジャーになるべきだと考えました。この「プロダクトにストーリーがあること」は、ブランドとして選ばれている5つ全てに共通しているコンセプトでもあります。MYKEのイメージをつくっていく大切なコンセプトです。

“共感”から“愛着”へつながるストーリー性。

商品の背景、ストーリーを伝えていくことで、より強くお客様の印象に残すことができるのではと考えます。実際には見ていないけれどストーリーを知り、つくり手の顔が見えるような安心・信頼感が増すといったようにお客様自身が商品へ「共感」するポイントになっています。それが購入の後押しになることもありますし、商品に対して気づかない間に「愛着」が生まれるような良い関係があるんです。

これは2つ目のコンセプト「愛着がどんどんわいていくこと」にもつながると思います。お客様だけではなく、実際にメッセンジャーとして伝えていくわたしたちも商品に共感できることで、その商品を内面から魅力的に伝えていこうという気持ちも強くなっています。

全てのブランドで伝えていきたい、それぞれのストーリー。

自然由来の優れた機能性「JAPAN漆喰」。
日本の伝統的な建材が今もなお活用される理由。

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MYKEブランドの「JAPAN漆喰」は現代建築に合わせて別注をかけた商品。わたしたちしか販売できないこの商品の魅力やストーリーを伝えるため、栃木県にある製造元「村樫石灰工業株式会社」を訪れました。100%国産、全国でも数社でしか引き継がれていない「塩焼き」という伝統的な製法。製造に関わる社員のみなさんからも想いを引き継ぎ伝えていきます。

時代を超えた、技術と知恵を引き継いで。──JAPAN漆喰の製造元を訪ねて【前編】
漆喰が持つ機能性を柱に、現代建築へ応用する。──JAPAN漆喰の製造元を訪ねて【後編】



MYKEブランドの新しい顔としての使命感。
新しい内装材「シルクプラスター」に出会うまで。

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MYKEブランド立ち上げに向け「新しい内装材をみつける」という目的を持って足を運んだパリの展覧会。世界中から集まる最新の建材の中からチームメンバー全員が直感で“いい”と思える魅力があった「シルクプラスター」は、デザイン性だけではなく機能性や施工性にも優れています。その出会いから日本初上陸で販売するまで、私たち自身がストーリーとして関わるブランドです。

全く新しい内装を展開するために。──MYKEブランド立ち上げから、シルクプラスター誕生まで。



雨水を地球に戻す「グラベルフィックス」。
開発者の強烈な想いへの共感と日本独自の活用への期待。

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単に砂利が主役になるという目的だけはない、サスティナブルな思考があった開発秘話をオランダBERA社 CEO ロブ・J・アディンク氏に伺いました。わたしたちは、「雨水を守る」という地球環境の問題解決に取り組む姿勢に強く共感しました。そして日本で活用される今、お寺や造園のデザイン面でも新しい活用方法が展開されています。

すべては、地球の水を守るために。──オランダ・BERA社の開発秘話


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TILCOR(ティルコア)
屋根材から持続可能性を考える──災害対策も備えたメトロタイル、製造から知る職人たちの想い

LENAGAS(レナガス)
「No.1」の外壁材を探し求めて。──オメガアクロフレックスを日本に広めるまでの道のり

メーカーとお客様との架け橋として。
わたしたちがカタチにしていくもの。

性能やデザイン性ばかりを重視してしまうところから、MYKEはセレクトショップとしてその先にある想いや背景を伝えていきます。わたしたちが伝えることでお施主様のトークに反映されたりと「MYKEブランドのチームの一員になった気持ち」で一緒に売っていく、使っていくということを大切にしています。流通のやりとりだけではなく、必ず現地に足を運び、直接会って、話して、自分たちで確かめる。セレクトしていく立場から、製造者やメーカーの想いを商品にのせてカタチにしていくものだと感じています。

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